高配当株の罠 こんな罠銘柄には気をつけろ 3ポイント

高配当株の罠
  • URLをコピーしました!

高配当株は配当金を沢山貰える良い投資方法と聞いて投資をスタートさせた方でこんな経験はないでしょうか?

投資家OL

投資経験が豊富な友達が言っていた銘柄を買っておけば間違いない

リーマン投資家

有名なインフルエンサーの投資家が言っているから大丈夫

話題になっていた銘柄を買ってみたけど、数ヶ月後大暴落

ネット上で出回っている情報や友人の情報を信じて、調べずに高配当株を購入して、失敗した経験を持っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では大失敗しない為に高配当株の罠銘柄を避ける最低限の確認しておくべき3ポイントについて紹介していきます。

先に結論から言っておくと、確認すべき3ポイントはこの通りです。

罠銘柄を避ける確認すべき3ポイント
  1. 業績が安定しているかどうか
  2. 一時的な高配当銘柄になっていないか
  3. トラブルを抱えている銘柄ではないか

※これら以外にも要因があり、高配当株化した罠銘柄も存在はしています。最低限覚えておいてもらいたい3ポイントを本日は紹介しています。

目次

高配当株の罠銘柄とは

罠にかかる人

そもそも高配当株の罠銘柄とはどんな銘柄があてはまるでしょうか?

配当利回りが高いが、将来的に減配株価の下落リスクの高い銘柄を罠銘柄と呼んでいます。

では順番に罠銘柄を見極めるポイントについて解説していきます。

確認すべきポイント➀:業績が安定しているかどうか

業績に安定感がない銘柄は不人気になります。

結果として、株価が下がり高配当になっている銘柄が多いです。

業績の安定感を確認するポイントは

業績の安定感を見極めるポイント
  1. EPSが右肩下がり傾向になっていないか
  2. 営業利益率が赤字になっていないか
  3. 配当性向が高くなりすぎていないか

※EPS···1株あたりの純利益、企業が成長しているかを見る指標の1つです。

上に挙げた3つに当てはまる企業は長期的に安定した配当金を貰うことが難しくなります。

減配傾向になっていたり、業績に応じて配当金額が変動するので、安心して投資を行いにくいですよね。

例えばコニカミノルタは配当利回り5.81%、株価512円(1月25日現在)と最近の株価が下落しており、高配当化している銘柄の1つです。

しかし業績を見てみると

直近の配当金の傾向も確認してみると

コロナ禍になって以降、リモートワークが普及することでコピー機の需要が低下したこともあり業績が著しく悪化しました。

2020年、2021年は配当金が25円と30円から減配。2022年3月期は再び30円の配当金見込みとなっていますが今後も減配の可能性は否定できません。

長期で保有するのであれば、業績が安定している減配リスクの少ない銘柄を選ぶのが良いのではないでしょうか。

確認すべきポイント②:一時的な高配当銘柄になっていないか

配当金は特殊要因によって一時的に高配当化することがあります。

例えば「記念配当」や「特別配当」などがあります。

記念配当とは

通常の普通配当とは別で、会社の創立や創業○○周年、上場した際などに記念として増配される配当金です。

特別配当とは

通常の普通配当とは別で、利益が増加した際などに「特別」という名目で増配される配当金です。

どちらの配当金にしても普通配当金とは違って、翌年も同額の配当金が出されることが保障された類のものではありません

長期で投資を行っていくのであれば、記念配当、特別配当などで一時的に高配当化する銘柄への投資はお勧めできません。

何故なら配当支給後に減配が発表されると貰った金額以上に株価が下がるリスクがあるからです。

例えば昨年創業50周年を迎えた兼松エンジニアリングがそういった株価の値動きをしました。

業績面を見ていくと財務健全な優良銘柄になります。

配当金と配当性向もIR BANKで確認してみると

配当性向も高すぎることは無く、配当金も右肩上がりで素晴らしい銘柄のように見えます。

しかし2021年の配当金は創業50周年を記念した配当金20円、特別配当31円を含まれた一時的な配当金となっていました。

その後、5月12日に2021年3月期の決算短信で、2022年3月配当予測の減配が発表されると株価は大きく値を下げました。

マネックス証券 株価チャートを引用

IR BANKバフェット・コードなどは過去の業績を分析するには素晴らしいツールです。

それだけでは記念配当や特別配当などの情報を集められないので最終的に投資するかどうかは最低限決算短信で減配リスクがないか確認したうえで投資判断を行うようにしてください。

■確認すべきポイント③:トラブルを抱えている銘柄ではないか

消費者が不安に感じるニュースが出ている企業の株価は下落リスクが高いです。

例えばこんな事例があります。

株価下落理由となるトラブル事例
  • 消費者庁からの措置命令(例:医薬品業界)
  • ワクチン接種禁止令(例:住宅業界)
  • 粉飾決算(例:サービス業界)
  • 不適切契約(例:保険業界)

問題が発生した企業の株価は急落します。

その後すぐに配当金が下がらないので、配当利回りを確認すると一時的に高配当株となります。

そういった企業は今後も問題を起こすリスクや配当金が大減配、株価の大暴落など一番危険です。

発覚していないトラブルを見つけるのは難しいですが、過去に不祥事等を起こしていないか確認の上、投資するようにしてみてください。

最後に

高配当株は配当金を高くしないと投資をして貰えないような罠銘柄が多く存在しています。

そんな罠銘柄を購入してしまい、株価の暴落や配当金が減配されるというような失敗に合わない為にも、最低限本日紹介したポイントについて確認してから購入するようにしてみてください。

罠銘柄を避ける確認すべき3ポイント
  1. 業績が安定しているかどうか
  2. 一時的な高配当銘柄になっていないか
  3. トラブルを抱えている銘柄ではないか

配当利回りが高いから、有名なインフルエンサーが勧めているからと言って安易に購入するのだけはくれぐれもご注意を!!

とは言っても投資初心者の間はどんな銘柄が良いのか分からないと思います。

私が投資を行っている日本株のポートフォリオを毎月紹介しています。

くれぐれも調べてから投資を行って頂きたいですが、良かったらこちらの記事も参考にしてみてください。

この記事が少しでも役に立ったという方は下のブログ村のボタンをポチっとして頂けるとブログを継続するモチベーションになります。

応援のほどよろしくお願い致します。

高配当株の罠

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次