将来に不安を覚え、つみたてNISAやNISA、iDeCoといった資産形成をスタートさせた方も多いのではないでしょうか。
次の投資先として「少額から投資ができる単元未満株での日本株投資」に興味を持ったけど、どこの証券会社が良いのか分からないって悩んでいませんか。
この投稿では1株(単元未満株)で日本株を売買することのできる証券会社6社を徹底比較してみました。
あなたの投資目的にぴったり合う証券会社を見つけるヒントにしてみてください。
私は2021年1月から単元未満株で高配当株投資を実践しています。
運用状況やどんな銘柄を購入しているのか気になるかたはこちらの記事も読んでみてね。
目的別おすすめの証券会社をすぐに知りたい方はこのボタンをクリックしてね。
単元未満株とは
通常日本の株を購入する際は、株式を発行する企業が決めた単元(最低取引単位)に応じて売買を行わなければなりません。
株価が10,000円の企業の株を買おうとすると、100株からの取引では最低でも100万円必要となります。
個人投資家がそれだけの大金を用意するのは大変ですよね。
取引のハードルを下げる為に1株単位からの取引を可能にしたものを単元未満株と呼んでいます。
投資できる資金の少ない若い世代を中心に注目が集まっている投資手法だよ。

1株(単元未満株)から売買できる証券会社
1株(単元未満株)から売買できる証券会社で手数料の安い6社がこちらです。
証券会社 | 呼び方 | 手数料 | 取扱い銘柄数 |
---|---|---|---|
![]() | いちかぶ | スプレッド方式 0.35%~1.0%/1回 | 約1500銘柄 |
![]() | S株 | 取引金額で変動 220円(税込)/月~ | 東証上場銘柄 約3800社 |
![]() | ミニ株 | 取引時間で変動 0.5%~1.0%/1回 | 約165銘柄 |
![]() | ワン株 | 買付け:無料 売却:0.55%(税込)/1回 (最低手数料52円) | 東証、名証上場銘柄 約4000社 |
![]() | S株 | 買付け:無料 売却:0.55%(税込)/1回 (最低手数料55円) | 東証上場銘柄 約3800社 |
![]() | プチ株 | 0.55%(税込)/1回 最低手数料:52円 | 東証、名証上場銘柄 約4000社 |
ネオモバはSBI証券との経営統合に伴い2022年10月7日以降は申し込みが出来なくなりました。
2023年3月13日に合併して、それまでネオモバのサービスを利用していた方はネオモバコースとして従来のサービスを利用できます。
スプレッドはLINE証券が受注確定価格に対して上乗せした金額で取引きを行う方式だよ。
LINE証券では取引金額に対してスプレッド分の手数料がかかると考えてね。
単元未満株でもLINE証券、PayPay証券以外は東証に上場しているほとんどの銘柄に投資可能です。
各証券会社の手数料を比較
取引時間AM10時に買い付けを行った場合にかかる手数料がこちらです。
取引 金額 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
1万円 | 35円 | 220円 | 50円 | 0円 | 0円 | 52円 |
3万円 | 105円 | 220円 | 150円 | 0円 | 0円 | 165円 |
5万円 | 175円 | 220円 | 250円 | 0円 | 0円 | 275円 |
10万円 | 350円 | 220円 | 500円 | 0円 | 0円 | 550円 |
30万円 | 1,050円 | 220円 | 1,500円 | 0円 | 0円 | 1,650円 |
50万円 | 1,750円 | 220円 | 2,500円 | 0円 | 0円 | 2,750円 |
100万円 | 3,500円 | 1,100円 | 5,000円 | 0円 | 0円 | 5,500円 |
マネックス証券とSBI証券は買付け手数料が無料です。
売却することなく、買った銘柄を長期保有するならこの2社がおすすめです。
取引時間AM10時に売却を行った場合にかかる手数料がこちらです。
取引 金額 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
1万円 | 35円 | 220円 | 50円 | 55円 | 55円 | 55円 |
3万円 | 105円 | 220円 | 150円 | 165円 | 165円 | 165円 |
5万円 | 175円 | 220円 | 250円 | 275円 | 275円 | 275円 |
10万円 | 350円 | 220円 | 500円 | 550円 | 550円 | 550円 |
30万円 | 1,050円 | 220円 | 1,500円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 |
50万円 | 1,750円 | 220円 | 2,500円 | 2,750円 | 2,750円 | 2,750円 |
100万円 | 3,500円 | 1,100円 | 5,000円 | 5,500円 | 5,500円 | 5,500円 |
ネオモバイル証券は取引の売買金額が1か月50万円以内なら手数料が220円で利用し放題です。
また、ネオモバイル証券では202円分のネオモバ限定ポイントが付きます。
その為、50万円以内の取引きを行う方なら実質18円の手数料のみの負担で個別株投資ができます。
売買を行う可能性があるならネオモバイル証券の手数料が安いですね。
LINE証券、PayPay証券では時間帯によって手数料が変わります。
11:30~12:20…※確定価格に1.0%
17:00~21:00…※確定価格に1.0%
※確定価格…LINE証券が受注を確定したタイミング
11:30~12:30…※基準価格に1.0%
17:00~9:00…※基準価格…1.0%
※基準価格…前場取引終了時点での気配値(売買の希望価格)を参考に「基準価格」を設定。
各証券会社の取引可能時間を比較
取引可能な時間と約定のタイミング・価格をまとめたのがこちらです。
マーカーは手数料が高い時間となります。
LINE証券とPayPay証券は注文と同時に約定するのは約定価格を予想しやすくて便利ですね。
ネオモバイル証券とSBI証券はリアルタイムでの注文は出来ないものの、24時間手数料が変わらず注文出来て、3回約定タイミングがあるので使い勝手良さそうです。
約定(やくじょう)とは株式取引などの売買が成立することをいいます。
単元単位の取引では市場が開いている間は株を購入するとリアルタイムで売買が成立します。
単元未満株では証券会社によって1日での約定できる回数や時間、注文できる時間が異なるので注意してね。
証券会社の操作性などの評判は
価格.comに記載されていた各社の良い口コミ、悪い口コミを一部抜粋してまとめてみました。
ユーザーインターフェイスの略でWEBサイトの見た目や、使いやすさのことを指します。
レイアウトや使用されている画像、文字のフォント、メニューやボタンの操作性などユーザーが目にするもの・操作するものすべてが対象です。
条件を設定してそれに合った銘柄を探し出すことを指します。
例えば配当利回りは高いけど、業績の安定している企業に投資をしたい場合は
「営業利益率の安定性」「売上高の成長性」「配当利回り」といった条件に注目して絞り込むことができます。
投資経験の浅い、投資初心者の方はLINE証券やネオモバイル証券、PayPay証券などの情報が最低限に絞られている証券口座を評価する声が多かったです。
また最近できた証券口座の為、UIに優れていて分かりやすいと高評価でした。
その一方でマネックス証券、SBI証券、auカブコム証券はベテランの投資家から評価する声が多く、投資情報、銘柄分析ツール、銘柄探しの際に活用するスクリーニング機能が充実しているとの声が多い結果となりました。
目的別おすすめの証券会社は(単元未満株)
各社の手数料、取引可能時間、投資できる銘柄数、操作性の観点から投資目的別のおすすめを紹介していきます。
高配当株投資をするなら
単元未満株で高配当株投資を実践するならネオモバイル証券がおすすめです。
ネオモバイル証券では1か月の投資売買金額が50万円以下であれば月額220円(実質18円)で手数料を気にすることなく投資できます。
安定的に配当金を貰う為には銘柄分散が大切です。
銘柄分散をはかるには複数銘柄の売買が必要となるので、手数料が実質無料で取引きできるのは嬉しいですね。
そして、単元単位の取引きでは買い増しを行う際には多額の資金が必要となりますが、ネオモバイル証券では下落局面でも1株ずつ買っていけるので買い向かいやすいです。
また購入した銘柄の不祥事や業績が悪くなった際にも実質手数料無しで売却できるので、安心して取引ができます。
単元未満株を取り扱える証券会社の中でも、東証に上場している銘柄全てに投資出来る点と約定のタイミングも1日3回と多い点もおすすめしたい理由です。
コツコツ投資していくのが好きな方におすすめしたい証券会社です。
\ 高配当株投資をするなら /
実際にネオモバイル証券を利用してみた感想についてはこちらの記事にも書いてあるので、合わせて読んでみてね。
ネオモバに新規での申し込みが出来なくなっているので、新規で始める場合はSBI証券かLINE証券がお勧めだよ。
短期投資をするなら
短期で株の売買を行うのであれば、LINE証券をおすすめします。
LINE証券は売買手数料が往復で70円必要となりますが、単元未満株を取り扱う証券会社の中では数少ないリアルタイムで約定できる証券会社です。
不定期とはなりますが、7%オフで購入できるタイムセールや取引手数料0円で購入できるナイトセールなどが開催されます。
セールのタイミングでうまく銘柄を選定して購入していけば、短期で利益を獲得することができます。
長期投資以外の短期投資にもチャレンジしてみたい方は口座開設してみてね。
\ 短期投資をやるなら /
証券会社を複数持ちたくないなら
証券会社の管理をシンプルにしたい、複数口座を持ちたくないという方にはSBI証券がおすすめです。
買付け手数料が無料、豊富な銘柄数、1日3回と約定回数が多いことから単元未満株で取引きを行うのに向いている証券会社の1つです。
SBI証券は外国株・投資信託の豊富なラインナップ、カード積立てで得られるポイント還元率に優れており、楽天証券同様にメインの証券口座として利用される方が多い証券会社です。
全てにおいて最適な証券会社じゃなくても、1つの証券会社でまとめて管理したい方におすすめしたい証券会社です。
\ 1つの証券口座にしたいなら/
投資初心者が単元未満株を始めるなら
投資初心者の方が単元未満株に慣れるために口座開設するならLINE証券をおすすめします。
LINE証券は投資初心者が難しいと感じないように証券画面のUIを分かりやすく作っています。
投資は難しそうと思っている方でも簡単に始めることができます。
また実際に自分のお金を使って始めるのが怖いという方でも無料で株を受け取って投資を始めることのできるキャンペーンもあるので、安心して始めることができます。
個別株投資を始めるのが初めてという方は、LINE証券から始めてみるのも良いのではないでしょうか。
\ 投資初心者の方が始めるなら /
私が実際に無料キャンペーンに参加してみた時がどんな感じだったのかを知りたい方はこちらの記事を読んでみてね。
まとめ
単元未満株での取引きは資産額の少ない方でも気軽に始めることのできる資産運用の選択肢です。
紹介させて頂いた通り、証券会社によって手数料、取り扱う銘柄、約定のタイミング、操作性などが異なっています。
あなたの投資目的や使いやすい証券会社を見つけて、投資をスタートさせてみてください。
最後に単元未満株を取り扱う証券会社を項目ごとに評価をまとめています。
◎…4点 〇…3点 △…2点 ×…1点
証券会社 | 買付 手数料 | 売却 手数料 | 銘柄数 | 1日の 約定回数 | 操作性 (初心者) | 総合 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ふつう | ふつう | ふつう | リアルタイム | 簡単 | とても14点 |
![]() | 安い | 安い | 多い | 3回 | 15点 | |
![]() | 高い | 高い | 少ない | リアルタイム | 簡単 | とても11点 |
![]() | 安い | とても高い | 多い | とても1回 | 難しい | 少し12点 |
![]() | 安い | とても高い | 多い | 3回 | 難しい | 少し13点 |
![]() | 高い | 高い | 多い | とても2回 | 難しい | 少し10点 |
どこの証券会社も口座開設をするのは無料で出来ます。
実際に使ってみないと分からないという方は証券会社の比較表を参考に口座開設してみてくださいね。
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